娘と私の両親と4人で、東京ディズニーランドに行きました。娘も幼稚園に入り、楽しい記憶が残る年齢になったことと、両親も一生に一度くらいはディズニーランドに行ってみたいと言い出したことがきっかけです。季節は5月の第3週あたりの平日だったと思います。ゴールデンウイークが終了し、来場者のピークがひと段落したところで、待ち時間が少なく、たくさん遊べるのではないかという期待も込めてこの時期を選びました。移動手段は飛行機と電車。北海道から行きましたが、ちょうどLCCの就航記念と重なり、1人往復1万円という破格の金額で乗れたのは幸運でした。

東京ディズニーランドとディズニーシーを2日間かけてじっくりと回りました。娘が小さかったこともあり、ディズニーランドにより多くの時間を割いて回りました。よかったのはホテルです。子供の体力等を考え、ディズニーランド内にある東京ディズニーランドホテルに宿泊しました。お土産で荷物が重くなったり、忘れものをしてもすぐに取りに帰れること、パーク内を歩き疲れてもすぐに休めることなどはとても便利でしたし、一人当たりでなく部屋単位の料金でしたので、複数人で宿泊することを考えるとコスパもまあまあだったと思います。

ホテル内にコンビニもありますので、朝など早くパークに行きたいときはコンビニのサンドイッチ等で軽く済ませ、夜はきちんと予約してホテル内の豪華なバイキングを楽しみました。限られた時間を有効に使うためには、パーク内のホテルはおすすめです。

子供に対するキャストの方の対応がとにかく素晴らしかったです。ディズニーランドにはディズニープリンセス公式のドレスを着用、ヘアメイクをしていただきプリンセス気分になってランド内を歩き回れる有名な企画がありますが、予約を取るのが難しく、ヘアメイクにかなりの時間を要するため、我が家はドレスだけ購入してそれを着用するのみとしました。

それでもホテル内ではドレスを着用しているだけで、スタッフの皆さんが必ず「プリンセス、ご機嫌よう。」と丁寧に挨拶してくださり、娘はとても満足していました。さらにランド内では、シンデレラに出てくる魔法使いの着ぐるみさんと出会いました。魔法使いはジェスチャーで(あなた、プリンセスのティアラはどうしたの?)と話しかけて、「持ってない」と娘が答えると、再びジェスチャーで(それでは、私がプリンセスのティアラをプレゼントして差し上げましょう)と、杖でティアラの形を宙に描き、それをジェスチャーでそっと娘に手渡してくれました。すべてが身振り手振りでも、何を伝えたいのかが大人にも子供にもはっきりとわかるその表現力には感心しました。

北海道から行ったので、初日はとにかく出る時間が早く、朝イチの空港連絡バスに乗ったのですが、娘の具合がいまいちで、乗り物酔いに咳き込みが加わり、バスの中でもどしてしまいました。幸いバス内のシート等に被害はなかったのですが、空港でスーツケースから着替えを取り出し、着替えさせるのにも時間を要しましたし、旅はこれからというのに早速汚れ物を持って歩かなければいけないことで、ややテンションが落ちました。

しかし、宿泊したホテルの設備が非常にしっかりしており、コインランドリーも快適に使えましたので、現地到着後すぐに洗濯できたのはよかったです。とにかくこの旅行の満足度に関してはホテル選びが大きく左右したように思います。びっくりエピソードとしては、チェックインの際に手続きを待っていると、何やら娘に熱い視線を向けている女の子2人が。

なんと同じ幼稚園に通う姉妹が遊びに来ていて、ちょうどチェックアウトするところだったのです。近くに住んでいるのならともかく、平日に、住まいから数百キロも離れた地で突然出会ったので、今でも思い出話で出てくるような驚きと感動がありました。